Facebook、社内ディスカッションの一部を非公開に –リーク対策で

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Facebookは、内部リークを防ぐために、オンラインディスカッショングループの一部を非公開にする予定だ。米Facebookは従業員に対し、内部のディスカッショングループの管理強化に乗り出す方針を示した。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)はこれまでに、同社の元従業員、フランシス・ホーゲン氏が収集した資料に基づき、Facebookのプラットフォームが欠陥に満ちたもので、有害な結果を招く可能性があると報じている。

米Facebookの元従業員フランシス・ホーゲン氏は5日、上院小委員会に対し、同社製品のさまざまな悪影響を示す内部文書について詳細に証言した。ホーゲン氏が集めた文書に関する新事実は、ハイテク大手に対する規制強化を求める機運を高めるものだと上院議員は述べている。

議員らは個人情報保護法や競争法の厳格化、子どものための特別なオンライン保護、ソーシャルメディアのアルゴリズムの透明性向上、プラットフォームの説明責任の強化を求めている。

ホーゲン氏は、現在検討されている複数の法的対応手段を超えて、議員たちが行動を起こす必要があるとした。

Facebookは「ワークプレイス」と呼ばれる内部のメッセージシステムを利用し、スタッフ向けにオンラインのディスカッショングループを提供している。従業員らはアイデアを共有したり、協力し合ったりすることができる。

だが、同社は12日の従業員向けメモで、プラットフォームの安全性や選挙の健全性に関するグループについては、内容を確認できる人数を制限すると伝えた。内部データへのアクセスが制限されることは先に米紙ニューヨーク・タイムズが報じている。